気の向いた時の日記

忙しいけど書きたくなったら書く!

折々の詩

「思いは うつりかわり うつりかわり  かげろうのよう ひとつの事を 考えつめようとしても もう次の考えに うつってしまいます 外のけしきが一日一日と うつりかわってゆくからです

おばけのような桜が おわったとおもうと 遅咲きの八重桜 すみれや れんぎょう 花厨王 黄色い山ぶき 雪柳 なんとすごい  なんとすごい  季節でしょう」         大島弓子綿の国星』 

なんとすごい季節はもうそこまできている。 この季節になると必ずこの一節を思い出しては読み返す。 大島弓子の感性が好き。 チビ猫の眼に映る世界が、すごくリアリティがあって、 一方では猫の一生の短さに気づかされる。