気の向いた時の日記

忙しいけど書きたくなったら書く!

壁をつくるということ

先日、飲み会があった。 メンバーは私が54歳、43歳、33歳、25歳と ほぼ10歳違いで4人。 大体飲み会では、43歳のAと33歳のBがいつも共通の漫画や音楽で盛り上がる。私は彼女らのコアな好みのものに関わったことがなく、話についていけない。 しかし、聞けばなかなか面白そうなので、読んでみたいとも思う。 そんな中、Bが、私にも是非読んでほしいです!と言って来た。私も興味が湧いて読む読むー!と答えてたら、Aが、「いや、やめといたほうがいいですよ、○○さん(私のこと)は普通の、常識的な感じだから、多分ドン引きします。私たちとは壁があるんです。悪い意味ではないですよ、しかし、壁があるから」 と言われてしまった。

私はこの言葉の中には、 「自分たちは人よりマニアックなんで、そんな普通の感覚の私に、この領域に入って欲しくない」 と聞こえた。

でも、彼女らがいう好きな漫画はというと ジョジョとかゴールデンカムイというではないか。 はっきり言って映画化アニメ化された、大衆漫画であって、決して少数派な訳ではない人気漫画である。 それをさも自分らは特別に変わった人達なんで、普通の人とは違うんです、と言わんばかりなとこになるのかが不思議だった。

それより、壁、という言葉である。

壁があるならゴールデンカムイ、読んじゃダメなの? ジョジョを読んじゃだめなの?

こう言われたからにはもう読む気も失せてしまったけど、 まず、「壁がある」「壁を感じる」と思う場合、誰が壁を作っているのか、という話で、 それは壁を感じた本人が壁を作っているのである。 私は現に、読んでみようと思っていた。 なんか、理不尽なものを感じたひとときだった。

これって、彼女らの感覚としてはやはり、 自分たちの領域に、普通の人は入ってこないでほしい、ってことなんだろうな。

しかし私に言わせると、気取っちゃって! って感じに思えて、感じ悪いだけなんだけど。

まあ、これを教訓に今後私はあなた方の領域には蓋をしましょう。